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神山の“鐘”に中村が“合掌”!?
最強バディのクランクアップリポート!

Vサイン&合掌で、最後を締めくくる中村
Season1から長期にわたり撮影が行われた『ミッドナイト屋台』も、いよいよクランクアップ。最後のシーンは翔太(神山智洋)と輝元(中村海人)、そして星羅(永瀬ゆずな)の父親との緊張感ある屋台でのシーンだった。シーンを撮り終え、監督のひときわ大きな「カット!」の声がかかると、この瞬間を待っていたスタッフが屋台を囲むように集まってくる。その中心にいるのは、もちろん神山と中村だ。
まずはスタッフから「方丈輝元役・中村海人さん、オールアップです!」と声がかかると、片手を天に突き上げVサインを決める中村。そして神山が屋台セットの鐘を鳴らすと、それに応えるように合掌した。コメントを求められると、「いやぁ、お世話になりました!」と、まず感謝の言葉を口にする中村。「最初にお話をいただいた時、神山君とはゲームチャンネルでご一緒したことはあったのですが、演技の仕事に対する向き合い方などが分からず、『自分が足を引っ張ったらどうしよう』と考えていました。でも間近で見ていると、後輩として勉強になることばかりでした」と、多くのシーンを一緒に撮影した先輩・神山について言及。その上で「この作品で演技への向き合い方が大きく変わったと感じているので、これからもお仕事で皆さんと会えるように頑張りたいと思います。その時も優しく、温かく見守ってください」と言い、大きな拍手を浴びた。
「現場の温かな空気感が、画面を通して伝わるように」と神山
続いて挨拶に立った神山。撮影期間中、主演として現場を引っ張ってきた神山は、スタッフからの拍手に両手を広げて感謝の気持ちを表した。「芸能界に入って21年ほど経ちますが、後にも先にもこんなに濃い期間はないんじゃないかなと思うくらい、毎日が充実していました。スタッフの皆さんも大変だったろうと思います。まずはゆっくり休んでください」と、座長らしく皆を気遣った。「この作品の撮影と並行してライブや他のお仕事やらで、本当に忙しくさせていただいたんですけれど、この現場はいつも温かい雰囲気で、その空気感が作品の中にもギュッと詰め込まれて、画面を通して見てくださる方を幸せな気持ちにさせるのではないかと思っています。明日からは達成感と同時に虚無感に襲われそうですけど、この経験は確実に自分にとっての財産です。また皆さんとご一緒できるよう頑張りますので、その時は是非ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました!」という強い言葉で締めくくった。この後に挨拶を求められた監督も、「いやぁ、神山君が全部言ってくれたよ」と苦笑い。皆が笑顔で労を労い合う中、最強のバディ、そして最高のチームは解散となった。
神山と中村にとっても思い出深い作品となった『ミッドナイト屋台』。Season2の配信も遂に最終回を迎えるが、最後に供されるのはミートソース・スパゲティ。家庭でもよく作られるパスタ料理だが、調理の過程ではこれまで翔太が披露してきたフレンチのアレンジがもちろん使われており、まさに集大成となっている。これまでのストーリーを思い返しながら、ぜひ最後の一皿を堪能してほしい。
神山智洋インタビュー
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― Season1から数えて長期にわたる撮影となりましたが、振り返ってみていかがですか?
神山 このドラマのお話をいただいた時から、ライブなど他のお仕事と重なることは分かっていたのですが、ぜひやりたいと思い、オファーを受けました。毎日台詞を覚えて翌日の撮影に臨むという、インプットとアウトプットの連続で、こんな濃い撮影期間はもうないんじゃないかと思います。撮影のない日もフェスに参加したりして、時には「俺は今どこにいるんだろう」というくらいヘロヘロになって…。でも、この現場に戻ってくるとスタッフのみんながとても温かいんですよね。これまでもドラマの撮影などでいろんな現場に参加しましたが、この『ミッドナイト屋台』チームが断トツで明るいと思います。 -
― 中村海人さんとの共演はいかがでしたか?
神山 後輩の子と、これまでこんなに長期間にわたって一緒にいたことがなくて。僕から具体的に何かをウミ(中村海人)に教えるってことはなかったけれど、やはり自分の演技なり、現場での在り方なりで見せられるところもあるのかなと思いました。そしてSeason2からは矢花(黎)も参加することになって。むしろ彼のほうが、先輩二人がいる中で萎縮してしまうんじゃないかと思い、緊張を和らげるようご飯に連れて行ったりと、“ウエルカム体制”をできるだけ整えましたね(笑)。 -
― 改めて視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします
神山 このドラマに参加して本当に良かったと思っています。自分の中の財産というか、これからの大きな糧になる作品になりました。寺を飛び出してさらなる成長を遂げた翔太と輝元ですが、最終話でどのような深化を見せるのか。そんな部分を最後まで見届けてもらえたら嬉しいですし、今回も登場する美味しい料理と一緒に味わってもらえればと思います。
中村海人インタビュー
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― クランクアップを迎えたわけですが、振り返ってみていかがですか?
中村 方丈輝元として長期間生きてきたので、輝元の考えや行動原理も理解した上で、演技ができるようになったと思います。この現場って監督から「自由に演じてください」と言われることが多いのですが、そこでも自然と輝元らしく振る舞うことができました。また、有り難いことによく喋る輝元は台詞の量も膨大で…。毎日、並々ならぬ量の台詞を覚えさせていただいて(笑)。台詞を覚えるペースも速くなるなど、この作品に鍛えていただきました。 -
― 「テル」呼びで接してくる星羅とのやり取りも印象的でした。
中村 ゆずなちゃんにはドラマの中だけでなく、撮影以外の時間でも「テールー!」と呼ばれたりしていたんですが(笑)。それはともかく、ゆずなちゃんは撮影現場の前室での立ち居振る舞いや、言動の一つひとつがとても大人びていて、既に一人の女優ですよね。ただ、僕は彼女の子どもらしい姿も見たいと思ったので、空き時間にはけん玉で遊んだり、空手の型を教え合ったりして遊んでいました。 -
― 視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
中村 Season1から見てくださっている方も多いと思いますが、翔太と輝元を愛していただいて本当にありがとうございます。二人は喧嘩も多いんですけれど、認め合いながら屋台を続けてきて、一ツ星を獲得するまでになりました。そんな彼らが最後にどのような選択をするのかに、注目してほしいと思います。そしていろいろな料理が登場しましたが、食べたいと思った料理があったら、ぜひ作ってみて下さい!
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#09 神山&中村が遂に最大の敵と対決!
小手伸也が語る“バイプレーヤー論”にも注目!!憎らしいほどのヒール役・御崎を、見事に演じる小手伸也
高級な調度品が目を引く御崎の店のシーンは、横浜市内の人気レストランを借り切って撮影が行われた。この店は第2話にも登場したが、今回は御崎から輝元を取り返すために翔太が乗り込んでくることに。ちなみに小手が演じるメートル・ドテルとは、レストランで接客を行う傍ら、ギャルソンを指揮したりする、客席フロアの責任者のような存在。今回、御崎を演じるにあたって「メートル・ドテルの細かな所作などは現場で教わるにしても、それ以前に『歩き方がまっすぐ』だったり、『背筋がピンと伸びている』といった礼節ある人間らしさみたいな部分は、とても意識しました」と語る小手。その言葉通り、座ろうとする客の椅子を絶妙のタイミングで引くといった動作を実にスマートに行っている。そして厳しい表情で御崎を睨みつける翔太のことも、あくまでクールにいなす大人の余裕も感じさせる。そんな、翔太ファンの視聴者からすれば憎らしいほどのヒール役を、小手は見事に演じきった。二人がたどり着いた「自分たちのスペシャリテ」とは?
そして翔太・輝元vs御崎の最終決戦の舞台となるのは、もちろんいつもの屋台。第2話の「フレンチ風牛丼」では御崎から強烈なダメ出しを喰らった翔太と輝元だが、前回のリベンジとして2人が御崎に供するのは、思いもよらぬひと品。「フランス帰りのメートル・ドテルの第一人者にこれ?」と不思議に感じる料理なのだが、詳細はぜひ配信で確認してほしい。ヒントとなるのは、御崎が何気なく呟いた“ある一言”。翔太と輝元による渾身のひと品の先には、「自分たちが提供するスペシャリテとはどういうものなのか?」を考え抜いた2人の想いが凝縮されている。小手伸也インタビュー
- 細かな気配りは、メートル・ドテルもバイプレーヤーも同じ
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― 今回の「伝説のメートル・ドテル」というオファーを受けての感想は?
小手 これまでメートル・ドテルやギャルソンという職業はあまり演じてこなかったので、著名なメートル・ドテルの方のドキュメンタリーを見るなどして情報を集めました。椅子を引く所作などさまざまな技術もあるのですが、常にお客様一人ひとりやフロア全体に気を配っていることに驚かされました。ただ私自身もバイプレーヤーとしてドラマや映画に出ることが多いので、「主演の方が今こうしているから、自分はこう動いたほうがいい」といった、芝居の中の“空いている部分”を埋めていく演技を自然と行っていると思います。そうした細部への目配りは、メートル・ドテルにも通じる部分があるかもしれません。ただ、それはあくまで仕事の上での話であって、プライベートの自分はかなりマイペースで、よく「ホント、気が利かないんだから!」と言われていますが(笑)。 -
― 神山さんと中村さんとの初共演はいかがですか?
小手 お二人のキャラクターと役柄が無理なく融合していることもあってか、とても素直なお芝居をされますよね。その分、私もお芝居に自然と入り込むことができたと思います。神山さんとは初対面なのですが、実は中村さんとは6年ほど前にCMで共演したことがありまして…。学ランを着て、Travis Japanの皆さんのセンターでキレッキレのフォーメーションダンスを踊るというショートムービーなんですが(笑)。だから歌と踊りでの共演はあるんですよ。 - 食には結構無頓着。そんな自分でも唯一欲する味が…
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― 「食」がテーマのドラマですが、小手さんが元気をつけたい時に食べるのはどんな料理ですか?
小手 横浜出身なので、少し濃いめでトッピングも独特な家系ラーメンが好きなんです。ただ家族で食べに行くと考えると、ウチの子は小さいので「脂マシマシ」なあの味はちょっと厳しいんですね。一人でフラッと食べに行ってくるというわけにもいかなくなって、少し疎遠になっていました。でも最近、仕事終わりや一人で出かけた時にどうしても行きたくなって…。そんな時はこっそり食べて、ニンニク臭を纏って帰宅しています。 -
― それは…ご家族にバレてしまうのでは?
小手 そうですね、毎回「ナニ食べてきたの?」、「うん、ちょっと…」みたいなやり取りが続いています(笑)。 - 第9話は、最終話に向けての大きな転換点!
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― 第9話では御崎が翔太と輝元の前に立ちはだかりますが、見どころは?
小手 2人はシェフとギャルソンとしてやってきて、シェフの翔太はもともと修業をしてきたわけですが、ギャルソンの輝元は自身のセンスだけで結構できてしまってきたわけです。そこに御崎というプロの目線でメスが入る、というのが第9話の展開で、言ってみれば輝元が一皮むけるというお話です。それにより翔太と輝元のステージが一段階上がるので、そこから先がどうなるかという、ラストに向けての大きな転換点にもなっていると思います。御崎がどのように導くのか、もしくは立ちはだかるのかも含め、2人の関係性の変化にも注目してもらいたいですね。 -
― 視聴者の方へのメッセージをお願いします。
小手 スタッフの皆さんが食のシーンを魅力的に撮っているので、私も美味しそうに見えるよう、そこは頑張りました(笑)。そんな食の部分も魅力のドラマですが、何より二人の関係性や人間性が、見ていて応援したくなりますよね。決してジェットコースターのような激しい展開やどんでん返し、「衝撃の事実!」みたいなことは起こらないのですが、翔太と輝元が緩やかに夢に向かって進んでいく。まさに屋台を引っ張りながら人力で歩いていくような、そのスピード感がこのドラマの一番の魅力だと思います。そんな心地よい温度感を楽しんでほしいですね。
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#08 神山も納得!永瀬ゆずなのシェフデビュー
橋本マナミが見せる「母の覚悟」とは⁉星羅を巡って母と父、それぞれの想いが交錯する第8話!
新天地で屋台を始めた翔太(神山智洋)と輝元(中村海人)の奮闘を描く、ハートフルグルメドラマ『ミッドナイト屋台2〜ル・モンドゥ〜』(毎週木曜0:00〜、Leminoにて最新話を独占配信中)。第8話では星羅(永瀬ゆずな)と奈津子(橋本マナミ)の前に、星羅の父親である坂田(弓削智久)が現れる。もう一度娘に会いたいと願う坂田だが、彼が罪を犯したことをきっかけに離婚を決意した奈津子としては認めることができず…。そんな第8話の見どころの一つといえるのが、多くのドラマで活躍している永瀬ゆずなの「調理シーン」。これまで翔太が作ってきた「人の心に寄り添う一皿」に、星羅が挑戦する。そこで今回はその撮影リポートに加えて、橋本マナミのインタビューもお届け。今回のドラマ出演にあたり、神山や中村の詳しい情報を教えてくれた意外な人物とは?星羅による調理シーン!撮影リポート
台詞覚えも完璧な永瀬ゆずな…監督が敢えてのお願い?
翔太の一番弟子として、屋台を手伝う星羅。第8話では星羅が初めて料理を作ることになり、永瀬ゆずながそのシーンの撮影に挑んだ。多くのドラマに出演しているが、調理をするシーンの撮影は初めてとのこと。実生活でも、最近「料理作りたい熱」が高まっているというが、自宅ではまだ火を扱う調理を解禁していないため、電子レンジを使って「ブロッコリーの胡麻ドレッシング和え」などを弟たちに振る舞っているのだとか。
実はこの日の撮影にあたり、監督から「自宅で練習してこないでね」と釘を刺されていたという。というのも、普段から台詞覚えは完璧で、中村も「現場で台本を確認しているゆずなちゃんを見たことがないんですよ」と驚くほど。「“カゲ練”禁止令」は、そんな彼女を見ていた監督が「調理シーンをミスなく演じられてしまったら、自然な雰囲気が出ないかも」と危惧したことによる、敢えてのオーダーだった。この日の撮影は、まさに永瀬ゆずなのドキュメンタリー
今回撮影するのは、星羅がオムライスを作るシーン。監督から「『卵の殻がボウルに入ったら撮り直しかな』とか、細かいことは気にしないでいいから。今日はゆずなちゃんが料理をする様子を撮る、ドキュメンタリーみたいな気分でいこう」とアドバイスを受ける。星羅が一人で作るという設定なので、翔太役の神山も離れた場所で調理台を拭いたりしているが、やはり気になる様子。たまらず「大丈夫そう?」と聞くが、元気よく「はい!」と返事が返ってきて、神山も安心したようだ。
そしていよいよ本番。エプロンの紐を結び直してもらったことで、より気合いの入った様子の星羅は、慎重かつ丁寧に、手順通りオムライスを仕上げていく。ご飯とケチャップを炒め合わせるシーンでは、モニタを見つめていたスタッフからも「美味しそう…」の声が。監督から「カット!」の声がかかると、現場からは自然と拍手が沸き起こった。今回は見守る役に徹した神山だったが、安心したのか、「あー、ハラ減った!」と呟き、スタッフも笑顔に包まれた。橋本マナミ インタビュー
- 実は、母親が神山さんや中村さんのファンなんです
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― 奈津子さんは第1話から登場していますが、今回いろいろなことが明らかになりますね。
橋本 そうですね、シングルマザーとして焼きそば屋さんを営みながら星羅を育てているという設定なのですが、今回はそうなるに至った経緯が語られます。星羅のためにも夫とはキッパリと縁を切って前に進みたいと思っていて…。だからこそ普段は明るく活発に振る舞っていると思い、そこを大事に演じました。 -
― 神山さんや中村さんとの共演は初めてですよね。
橋本 そうなんです。でも実は母がWEST.やTravis Japanの大ファンで、撮影に入る前にいろんな情報を教えてくれました。神山さんに関しては「WEST.で作詞や作曲も担当していて、すごい子なんだよ」みたいな話を聞いていて。中村さんに関しても「グループ内でキャラクターが決まっていてね」といった話を聞いていたのですが、実際にお会いしたら聞いていた以上にキャラが濃くて(笑)。そんな二人の存在もあってか、現場もとても和やかな雰囲気ですよね。 - 山形出身なので、思い出の料理といえばもちろん…
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― 焼きそばに関する思い出や、思い出の料理などはありますか?
橋本 焼きそばって、休日に家族で食べる料理の定番ですよね。私が子どもの頃は父が調理を担当して、市販の焼きそば麺に肉、野菜を加える一般的な調理法なんですが、付属のソースではなく、どこのお宅にもある定番のソースで味付けしていました。今は私もその味付けを受け継いで、子どもたちに食べさせています。また家族の思い出の料理といえば、やはり芋煮ですね。家族に作ったりもするのですが、できれば山形にいた頃のように河川敷で食べたい(笑)。芋煮という料理は、河川敷というシチュエーションも込みで忘れられない味になっていますね。 -
― 今回は母親と父親、それぞれの思いが感じられる回ですが、見どころは?
橋本 奈津子はいろいろと考えた上で離婚していますが、星羅のことを一番に考えて夫と距離を置こうとしますよね。そんな奈津子の「母親としての覚悟」も見どころだと思います。ただ、坂田役の弓削さんとのシーンを撮影していても、坂田の気持ちを考えると私のほうが泣きそうになっちゃうんですね。奈津子も完全に坂田をシャットアウトしているわけではないと思うのですが、坂田は辛いでしょうね…。だから星羅と坂田のシーンが一番の見どころではないでしょうか。そのシーンに奈津子は登場していないし、実は私もまだ見ていないのですが(笑)。でも絶対泣けるシーンだと思うので、私も早く見たいですね。 -
― 視聴者の皆さんへのメッセージもお願いします。
橋本 「ハートフルグルメドラマ」というだけあって心を揺り動かされるシーンが多いし、美味しそうなお料理も楽しめるドラマです。ただそれだけなく、コミカルな場面もふんだんにあるし、面白いテンポで進むシーンがあったりと、いろんな楽しみが詰まっているんですよね。Season2は配信なので好きな時間に見ることができるのですが、金曜日の夜に一週間の疲れを癒やすようにのんびり楽しんだり、家族でワイワイ見たり…。見る人に合わせて楽しんでもらえたらと思います。
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#07 神山&中村が久々に“実家”に帰省!?
さらに毎回注目の料理 誕生秘話を徹底解説!まさかの住職引退!? 寺の危機に駆け付ける翔太&輝元
新天地で屋台を始めた翔太(神山智洋)と輝元(中村海人)の奮闘を描く、ハートフルグルメドラマ『ミッドナイト屋台2〜ル・モンドゥ〜』(毎週木曜0:00〜、Leminoにて最新話を独占配信中)。第7話では住職の座を輝昌(大西利空)に譲り、自身は引退するという輝徳(竹中直人)を励まそうと、翔太と輝元が久しぶりに泉楽寺を訪れるというストーリー。今回の注目シーンは、新たに住職になる際に行われる“入寺式”と呼ばれる儀式。エキストラだけでなく実際の僧侶の皆さんにも参加してもらい、リアリティのあるシーンが完成した。そんな寺での撮影リポートを大公開!久しぶりの“我が家”を懐かしむキャスト陣!
泉楽寺での撮影リポート歴史あるお寺の風格が、ドラマに花を添える
約2か月ぶりとなる寺での撮影に、神山や中村をはじめ、キャスト陣やスタッフ陣も懐かしそう。ドラマの舞台となる泉楽寺は「東京近郊の古刹」という設定になっているが、実際のロケ地となった寺も開山から1200年という歴史を誇る由緒ある寺院。境内のシーンで映り込む大きな杉の木も、樹齢750年を数える巨木として知られている。広い敷地内の庭木の手入れなども業者を入れずに寺のスタッフだけで行っているという話に、義実家が寺という石田ひかりも「うわぁ、それは大変。でも立派よねぇ」と感慨深げだった。
輝昌が新住職となる「入寺式」は、重要なシーン
そしてこの日の撮影のクライマックスとなったのは、輝昌の入寺式のシーンだ。入寺式とは、寺が新たな住職を迎え入れる儀式のことで、檀家の方々や近隣の寺の僧侶なども招いて盛大に執り行われる。この日の撮影では、近隣の寺僧侶役を同宗派の僧侶の皆さんが担当した。法衣を身に纏った竹中が登場すると、僧侶の皆さんからも「似合ってます!」といった声が飛ぶ。竹中も少し照れくさそうだったが、帽子(もうす)をどの程度の深さで被るべきかなど、細かな部分まで本職の皆さんに相談していた。入寺式は関係者が一列になり、山門をくぐってお寺に入るところからスタート。そして本堂で払子(ほっす)と呼ばれる仏具を渡されることで、正式に新住職が誕生することになる。旗を持って行列の先頭を務めるのは、寺の関係者である輝元。演じる中村は、指導役の住職から「上半身を動かさずに歩くと、厳かな雰囲気になります」とアドバイスを受け、歩き方を練習。こうして、入寺式の撮影が始まった。
猛暑の中での撮影で、スタッフも大忙し
輝元を先頭に、新旧住職の輝徳と輝昌、檀家の方々、僧侶の皆さん、そして翔太や着物姿の真耶といった関係者が一列になり、お題目を唱えながら寺へと入ってくる。この列には「万灯(まんとう)」と呼ばれる、纏を身に付けて団扇太鼓や笛、鉦(かね)を鳴らすお囃子の人々も加わり、厳かな中にも賑やかな雰囲気に。そして行列が本堂に到着すると、入寺式の重要なシーンである払子の受け渡しとなる。この場面の撮影でスタッフが苦労したのは、何よりも暑さ対策!この日も最高気温30℃を超える中での撮影となったが、本番では作動音が入らないようエアコンをOFFにしなければならない。法衣を纏った竹中や大西をはじめ僧侶の皆さんが多いため、監督の「カット!」の声がかかるたびにスタッフ総出で麦茶を配ったり扇風機を持ってきたりと大忙し。集中力高く臨んだことで、どのシーンもほぼ一発撮りでOKとなった。こうして、クライマックスとなる新住職・輝昌が払子を渡されるシーンも撮影完了。輝昌の決意を秘めた表情や、輝元や真耶たちの新住職に向ける眼差しにも注目してほしい。
神山の細かな所作にもこだわり!
フードコーディネーター語る魅力とは?ベーシックなメニューにもフレンチの技法を
『ミッドナイト屋台2〜ル・モンドゥ〜』もいよいよ終盤。翔太と輝元だけでなく、毎回登場する美味しそうな料理も主役といえるこのドラマ。そんな料理が重要な要素を占めるドラマに、フードコーディネーターとしてSeason1から携わっているのが藤代太一氏だ。今回もメニューのアイデア出しから調理指導、さらに現場での調理など、ドラマ作りを陰から支えてきた。「『ミッドナイト屋台』はホームページに毎回レシピが掲載されるので、メニューを決める際は視聴者の方にも再現しやすいことを念頭に置きながら考えていきました。ただ翔太がフレンチ出身のシェフという設定なので、ベーシックなメニューにもフレンチならではの技法を織り交ぜています」と、レシピのポイントを語る藤代。たとえば第2話の「フレンチ風牛丼」でもキャラメリゼやデグラッセといった技法を加えてレシピを考案。こうしてこのドラマらしい、唯一無二のメニューが完成した。
調理だけでなく、細かな所作もアドバイス
実は藤代はフードコーディネーターと同時に、俳優としても活動中。そんな藤代だからこそできるのが、「シェフらしい所作」の指導だ。「たとえば“トーション”と呼ばれる布を、フレンチのシェフは調理のさまざまな場面で活用するのですが、使わない時はサッと肩にかけたりします。そうしたシェフらしいさまざまな所作を神山さんに伝えました。またフレンチでは包丁を引き切りすることが多いのですが、それも練習されたと聞いています」。また意外と困るのが「輝元のシーンの背景で、黙々と調理する翔太」といったシーン。「僕自身、演技をする側なのですごく分かるのですが、そういったシーンでどんな動きをすればいいのかって悩むんですよね」と藤代。そこで、「どんな動きで間を持たせればシェフらしく見えるのか」といったことも神山に指導。細かな部分の動きにもこだわるからこそ、リアリティのあるグルメドラマとなったのだ。
肉を前にした竹中の迫真の演技にも注目
ちなみに第7話で登場するのは、巨大なミートボール。「輝徳は長年住職として、煩悩を封じ込めて生きてきたわけです。だから肉や魚を節制するだけでなく、スパイスなど刺激物も摂取してこなかったのでは、とイメージしました。そこで今回のミートボールはステーキ肉を粗みじん切りにして加えることで肉々しさを出し、そこにさまざまなスパイスを加えてみました」。ちなみにこのミートボールを輝徳が食べるシーンは、“喰らう”という表現が相応しいほど輝徳役の竹中が熱演。竹中が発する生々しい台詞の数々に、リハーサルでは中村が「あれ?そんな台詞、ありましたっけ?」と驚く場面も。そんな竹中の迫真の演技は、まさにこの回の名シーンだ。
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#06 価値観の相違に神山&中村タジタジ?
剛力彩芽&二瓶有加が女性の想いを代弁!?「ミッドナイト屋台」らしからぬ意外な展開!?
9月3日配信の第6話では、陽美(剛力彩芽)が同級生を屋台に連れてきたことからまさかの恋の四角関係に?という、これまでにはないストーリーが展開する。物語をいい意味でかき回す陽美の同級生・まどかを演じるのは、TVや配信のバラエティでブレイク中の二瓶有加だ。婚活に励むまどかが翔太に狙いを定めてあの手この手でアピールするものの、戸惑うばかりの翔太。そして「翔太は幼なじみであり、元仕事仲間」と自分に言い聞かせていた陽美も、少し複雑な心境に…というストーリー。さらにふとしたことをきっかけに男女の価値観の違いがあらわになる後半が、今回の一番の見どころだ。これまで客の心を温めてきた屋台がまさかの激論の舞台となる、そこで今回は第6話を盛り上げた剛力彩芽と二瓶有加に、今回のストーリーの魅力や男女の価値観の違いなどについて語ってもらった。剛力彩芽インタビュー
- 翔太に対する気持ちに関しては、Season1の頃からモヤモヤしながら演じています(笑)
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― 仕事に邁進する陽美に対して、今回は婚活に勤しむまどかが登場しますね。
剛力 陽美はオーナーシェフとして、自身のキャリを築くことに一生懸命な女性。私も10代からこのお仕事を続けているので、陽美に共感できる部分が多いし、「自分も陽美くらい強くありたい」と、共感を通り越して憧れを感じながら演じてきました。そんな陽美の友人として今回登場するのが、自分磨きをして理想の男性を探し求めるまどか。一見すると陽美とまどかは全くタイプの違う女性のように見えますが、「自分はどういう人生を歩みたいか」に一生懸命という意味では、ある意味似たタイプなんだと感じました。 -
― まどかが翔太を結婚の対象として見ることで、陽美の気持ちも変化するのでは?
剛力 ねー(笑)。翔太に対する陽美の気持ちという部分に関しては、Season1の頃からモヤモヤしながら演じているんですが(笑)。陽美は翔太が料理と真剣に向き合っているところを見るのが一番好きだと思うんですよ。ただ、まどかが登場してグイグイと翔太にアプローチを仕掛けてきたら、そんな陽美の気持ちも揺れますよね。今回はデート中の翔太とまどかを陽美が尾行するシーンがあるのですが、「今、陽美の心は複雑だろうなぁ」と思いながら演じました。 -
― 第6話の見どころを教えてください。
剛力 尾行シーンで妙な変装をしたことをすごく覚えているし、そこはぜひ見ていただきたいのですが(笑)。男女の恋愛観・結婚観の違いについて、翔太と輝元、陽美、そしてまどかの4人が大いに語り合うので、そこが一番の見どころではないでしょうか。結婚ってライフステージの大きな変化なのに、男性はそこをフワッと考えがち。そんな男性の代表格が翔太!なんですけど(笑)。結婚について現実的に捉えている女性陣と、彼女たちの勢いにタジタジになる男性陣の様子を、楽しんでもらえたらと思います。
二瓶有加インタビュー
- このドラマを見てきた方ほど、「まさか!」と驚く展開です!
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― バラエティでも注目されている二瓶さんですが、演技のお仕事はいかがでしたか?
二瓶 もともとは演技のお仕事を目指して、この世界に入ってきたんですね。これまでは舞台が多かったのですが、今回テレビドラマでもストーリーに絡む役を演じることができて、とても嬉しかったです。まどかは結婚に焦っていて、自分の理想を追い求める女性。私は結婚ではなく仕事の面でそうした気持ちを抱くことがあったので、入り込みやすい役ではありました。まどかと陽美の関係性については剛力さんと話しながら、距離感を決めていきました。 -
― 話し合った結果、どんな関係性ということになったのでしょうか?
二瓶 「学生時代は特に仲良しというわけでもなかった二人だけど、大人になって陽美は仕事に、まどかは婚活にそれぞれ一生懸命ということで心が通い始めたのかも」ということになりました。実際に私も似たような経験があり、高校時代の友人がメイクアップ・アーティストになっていて、偶然仕事現場で再会し、今とても仲良くさせてもらっています。陽美とまどかも、自分の人生と真剣と向き合っているからこそ、悩んだり壁にぶつかることも多いはず。二人が人生経験をもっと重ねていくと今以上に関係が深まって、翔太と輝元みたいな「いいバディ」になっていくんじゃないかなと、演じながら思いました。 -
― 第6話の見どころを教えてください。
二瓶 これまでの『ミッドナイト屋台』とはテイストが少し異なる第6話ですが、翔太や輝元、そして陽美といったいつものキャラクターのパーソナルな部分が垣間見える回になっていると思います。特に陽美とまどかには注目してもらいたいですね。お酒の入った陽美の豹変ぶりや、まどかの前半と後半の振り幅なども、楽しんでいただけるのではないでしょうか。そして何より、思わぬ方向へと転がっていくストーリーも第6話ならでは。このドラマを見てきた方ほど、「まさか、こんな終わり方をするとは…」と驚かれると思うので、ぜひ楽しみにしていてください。
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#05 神山&中村を見守る「横浜の母」役 浅野ゆう子
インパクト&クセ強キャラ演じる秘訣は?口が悪く金儲けに熱心…意外なキャラクターを浅野が熱演!!
新天地で屋台を始めた翔太(神山智洋)と輝元(中村海人)の奮闘を描く、ハートフルグルメドラマ『ミッドナイト屋台2〜ル・モンドゥ〜』(毎週木曜0:00〜、Leminoにて最新話を独占配信中)。そんな二人のことを「へっぽこ」と呼び、常にきつい態度で接するのがポートビルのオーナーであり、中華街の名店『桂華楼』の経営者でもある女性・李桂華だ。そしてこの桂華を、毎回見事なチャイナドレスの着こなしで演じているのが浅野ゆう子だ。言葉づかいは荒く金儲けに熱心な一方で、何かと翔太と輝元の世話を焼く思いやりのある女性という一面も。今回は、そんなインパクト強めの役を生き生きと演じている浅野に、ドラマのことや食の思い出などを語ってもらった。浅野ゆう子インタビュー
- 頑張る二人の背中を、優しく押すつもりで演じています
- 私にもあった、人生の選択を迫られた瞬間
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― インパクトの強い桂華ですが、どんなことを心がけて演じていますか?
浅野 第5話で明らかになりますが、桂華は中国から出稼ぎにやって来た女性で、日本で結婚し、夫婦で一生懸命働いて自分たちの店を持ったんですね。中国出身という設定なので、言葉やイントネーションは大丈夫かなと思ったのですが、監督から「長く日本にいる設定なので、その辺りは気にしなくて大丈夫です」と言われ、少し安心しました。それと、桂華はかなり大雑把で言葉遣いも荒い女性なのですが、そんな中にも「横浜の母親」のような雰囲気で翔太と輝元を見守るように演じてほしいという指示がありました。そこで頑張っている二人の背中を、「いってらっしゃい」と優しく押すような気持ちで演じています。もちろん、口調は荒いままなんですけどね(笑)。 -
― 桂華は若い頃から苦労をして、自分の店を持つまでになったということが第5話で明かされますが、浅野さんご自身は若い頃の思い出の料理などはありますか?
浅野 なんだろうなぁ…。13歳で神戸から東京に出てきまして、それがもう50年以上昔の話で…。だから「思い出の味」や「お袋の味」みたいなものがないんですよ。でも、東京へ出てきて電車で学校へ通うようになって、車窓から有名なフライドチキンの広告を初めて見た時は驚きましたね。当時の神戸には、まだなかったから。他にもピッツァの有名なフランチャイズのお店なども初めて知ったりして、東京の食文化の進み具合に驚かされた記憶はあります。 -
― ちなみにこのドラマでは「食」がテーマになっていますが、浅野さんの中で大切にしている食習慣はありますか?
浅野 このお仕事だと、どうしても昼食は出来合いのお弁当ということが多くなるんですね。そこでバランスを取る意味でも、朝食時に野菜と果物30種類を使ったスムージーを作り、飲んでいます。結婚してから8年間、おだて上手な夫の「これを飲むと毎日元気に仕事に行けるよ」という言葉にのせられて(笑)、スムージーが二人の朝の習慣に。今ではもう、自分たちの食生活の基盤になっていますね。 - キャストの年齢もさまざまで、幅広い世代に楽しんでもらえるドラマです!
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― 第5話では、これまでは分からなかった桂華のさまざまな面が見えてきますが、どんなところが見どころですか?
浅野 常に強がっている桂華が、実はご主人のことでこんなにも一生懸命になっているという部分は、人間誰しも見えない部分で自分の人生を生きている、ということを感じていただけるのではないでしょうか。そして大切な人との別れは誰にでも平等に訪れるわけですが、桂華がそこにどう向き合い、その後をどう生きていくのかを見ていただきたいですね。 -
― 視聴者の方へのメッセージをお願いします。
浅野 神山さんと中村さんが演じる翔太と輝元が自分たちの人生と向き合い、ひたむきに頑張る姿というのが、このドラマの一番の魅力。彼らがメインのドラマですから、たくさんの若い女性の方々がご覧になっていると思います。でもキャストの年齢がさまざまということもあり、意外と幅広い世代の方に楽しんでいただけるドラマになっているんですね。例えて言うなら、ゴールデンに放送されるホームドラマ的な要素もあるので、そうした部分も楽しんでいただけたらと思っています。
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#04 人気急上昇の向井怜衣が
“ご当地アイドル”に?
オリジナルの振り付け&楽曲を披露!!ご当地アイドルのライブシーンに、神山&中村も大盛り上がり!
横浜で屋台を始めた翔太(神山智洋)と輝元(中村海人)の奮闘を描く『ミッドナイト屋台2〜ル・モンドゥ〜』(毎週木曜0:00〜、Leminoにて最新話を独占配信予定)。8月21日配信スタートの第4話では、横浜のご当地アイドルグループ「ビーチサイド」のメンバー・神崎エリナ(向井怜衣)が、別の人気アイドルグループに移籍するかどうかで悩む、というストーリー。「チャンスだよ!」と移籍を強く勧める輝元に対し、かつて大型オファーを断った経験のある翔太には、移籍がベストな選択とも思えない。翔太と輝元、それぞれが互いに歩んできた道のりと照らし合わせながらビーチサイドの行く末を見守っているうちに、初のワンマンライブの日が近づいてきて…。
第4話での見どころは、そのワンマンライブのシーン。向井が演じるエリナに加えて、咲希(藤江萌)、薫(山本亜依)の3人で構成されるビーチサイドだが、アイドルグループでの活動経験がある藤江と山本も積極的に意見を出し、監督やカメラマンと相談しながらフォーメーションを確認、何度もリハーサルを重ねていく。そして迎えた本番、会場には神山や中村に加えて、矢花黎、浅野ゆう子、勝村政信も参加。大盛り上がりのライブシーンが出来上がった。ダンスの振り付けだけでなく実際にレコーディングも行ったビーチサイドの初ワンマンライブ、彼女たちの渾身のステージに注目してほしい。
そして劇中で歌唱しているビーチサイドの楽曲「僕らのランドマーク」は、実は1〜3話の中でも舞台となるポートビル内で流れるBGMとしても使用されている。振り返ってみて、どのシーンに流れているのか再確認するのも楽しみ方の1つだ。向井怜衣インタビュー
- エリナの悩みは誰にでも起きる出来事。自分自身に置き換えて見てほしい
- 私にもあった、人生の選択を迫られた瞬間
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― バラエティや情報番組のコメンテーターなど、幅広く活躍中の向井さんですが、演技のお仕事の感想は?
向井 お芝居自体はとても好きで、今後は演技の仕事にもっと取り組んでいきたいと思っています。何より「自分とは全く違う存在になれる」ところが魅力的ですね。ただ今回の神崎エリナという役は自分にも通じる部分が多い役だったこともあり、「分かる、分かる」と共感しながら演じられたことが楽しかったです。 -
― 神崎エリナのどんな部分が、ご自身と重なったのでしょうか?
向井 私もデビューを目指して上京するべきか、それとも地元の高校に通いながらオーディションの機会を待とうかと、エリナのように人生の選択に迫られた時期がありました。地元の広島ではほとんどオーディションの機会はないのですが、友だちに囲まれた高校生活はとても充実していたので…。だから移籍するかどうかで悩むエリナの気持ちは、とてもよく分かりますね。私の場合は地元を離れるという決断をしたわけですが、結果的に上京して良かったと思っています。 -
― ライブシーンの撮影はいかがでしたか?
向井 藤江さんと山本さんはアイドルグループで活動されていた経験があるので、いろいろと教わりました。レコーディングも行ったので、ダンスの練習中はその音源に合わせて踊るのですが、「少し声を出したほうが、本番でも踊りやすいよ」と言われたことを覚えています。咲希役の藤江さんはリーダータイプでいろいろ仕切ってくれて、薫役の山本さんは役の通りのフワッとした印象で、本当に役のままの3人でした。 - 「誰と食べるか」って、本当に大切
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― このドラマは食がテーマでもあるのですが、向井さんの「思い出深い食」のエピソードはありますか?
向井 最近の出来事なんですが、メンタル的にちょっと落ち気味の時期があって。その時に友だちが「温泉に行こうよ!」って誘ってくれたんです。そして旅館でお湯に浸かったり、友だちと一緒にご飯を食べたりしていたら、落ち込んでいたことが何だかとても些細なことのように思えて…。自然と気持ちが前向きになれたんですね。料理も美味しかったんですが、その子と食べたからこそ思い出深い食事になったんだと思います。 -
― 第4話の見どころを教えてください。
向井 見どころはいっぱいあるんですけれど、やはりエリナの気持ちの変化に注目してもらいたいですね。彼女に起こった出来事は、きっと誰しも経験することだと思うんです。自分だったらどちらを選択するのか、どちらが幸せになれるのか。自分自身に置き換えながら、見てもらうといいのではないでしょうか。 -
― 視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
向井 食や料理の大切さについて、改めて考えることのできるドラマだと思います。私たちって日頃、特に何も考えずに食事をしているじゃないですか。でも、誰かと一緒にテーブルを囲んだ出来事が、食事のメニューも含めて忘れられない思い出になることって多いと思うんです。このドラマが、毎日何気なく食べている食事を改めて見直すきっかけになるといいなぁと思っています。
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#03 自由すぎるアドリブに中村海人タジタジ?
勝村政信が名バイプレーヤーぶりを発揮!!勝村演じる鏑矢丈二が、物語をかき回す存在に!
新天地で屋台を始めた翔太(神山智洋)と輝元(中村海人)の奮闘を描く、ハートフルグルメドラマ『ミッドナイト屋台2〜ル・モンドゥ〜』(毎週木曜0:00〜、Leminoにて最新話を独占配信中)。14日配信スタートの第3話では、ビルの警備員・鏑矢丈二にスポットが当たる。“超”がつくほどの真面目な性格で一分の隙も見せないが、その過去は謎めいている鏑矢。第3話では彼の知られざる過去が明らかになっていくのだが、その鏑矢を演じているのが、さまざまなドラマで活躍している勝村政信。このドラマでも名バイプレーヤーぶりを発揮し、いい意味で物語をかき回す“スパイス”のような存在になっている。今回は勝村に役についての印象やこのドラマの魅力についてたっぷり語ってもらうと同時に、スタッフも大爆笑だった撮影初日の様子をお届けする。撮影リポート
予測不可能な勝村の動きに、必死に食らいつく中村‼
生真面目なビルの警備員、鏑矢丈二を演じている勝村政信。クランクインは輝元(中村海人)との共演シーンだった。控え室から制服に身を包んだ勝村が登場。スタッフからの拍手に帽子を取って一礼し、撮影が始まった。しかしここから中村はもちろん、多くのスタッフも思いもよらなかった『勝村劇場』の幕が開いたのだった。
この日撮影するのは、星羅(永瀬ゆずな)が姿を消した聞かされた鏑矢が、慌てて探しに行こうとする第1話のシーン。立ち位置などを確認した上で中村と勝村のリハーサルがスタート。探しに行こうとする鏑矢を輝元が「もう見つかったんで大丈夫です!」と制止し、鏑矢も一安心…という流れになる予定だったのだが、中村のセリフの後も勝村はアドリブを繰り広げ、中村の制止を振り切り走り出す。予想外のアドリブに中村も大慌て。全力で勝村を追いかけるのだが、その様子がコミカルなシーンへと昇華し、現場は大盛り上がり!
「いいですねぇ、じゃあ、もう一度やってみましょう」と監督に促され、先ほどの勝村の動きを意識しながら二度目のリハーサルに臨んだ中村だったが、そこは百戦錬磨の勝村。今度はまったく逆の方向へと走って行く。予想もしなかったその動きに、「ちょっと!ちょっと!!」と言いながら追いかけるので精いっぱいだった。この後のシーンでも、気付かぬうちに勝村に真後ろに立たれて中村が本気で驚くなど、勝村のアドリブ満載で撮影が進む。中村を翻弄するように全力で動く勝村の演技に、「そうだった!鏑矢さんはどんな時でも一生懸命なんだ!」と言いながら天を仰いだ中村。実はこのシーンの撮影前に、監督から「盛り上げてください」と耳打ちされていたという勝村。最初のシーンからアクセル全開で演じてくれたが、「仕事に忠実すぎて傍から見るとちょっとヘンな」鏑矢丈二というキャラクターが、こうして撮影初日に確立された。14日に配信スタートの第3話では、そんな鏑矢のちょっぴりビターな過去が明かされる。勝村政信インタビュー
- 真面目だけど怪しい、シリアスな展開をコミカルに…。
葛藤を抱えつつ、鏑矢を演じています(笑)。 -
― ビルの警備員・鏑矢丈二役ですが、どんなことを心がけて演じていますか?
勝村 鏑矢さんは職務を全うするプロフェッショナルな方なんですね。ビルの警備でも、常に一生懸命。自分としてはあまり目立たないように演じようと思っていたのですが、クランクインの日に監督がやって来て、「盛り上げてください、コミカルに」って、耳元で囁いて去っていったんです(笑)。ただ今回の第3 話は少しシリアスな内容ですし、どうやってバランスを取ろうかなぁと、ちょっと葛藤を抱えながら演じています(笑)。 -
― 神山さんや中村さんとは初共演とのことですが、印象は?
勝村 すごくちゃんとしてる二人ですよね。撮影に熱心に取り組むのはもちろん、休憩時間にも気遣ってくれるんです。現場の近くに美味しいコーヒーのお店があるんですけど、「よかったら、コレ飲んでください」って、サラッとそのコーヒーを差し出してくれるんですよ。そんな気遣いを年上の僕にだけでなく、たくさんの人にしているんですよね。あの二人が一番忙しいはずなのに…。ウチの娘と同世代なんですけど、「いやぁ、しっかりしてるなぁ」と思いましたね。 -
― 勝村さんはご自身でも料理をされるんですか?
勝村 中学生の頃からずっと部活動をやっていたから、猛烈に空腹で帰宅するわけです。それで「毎日母親に作ってもらうのも悪いなぁ、だったら自分で作っちゃえ!」みたいな感じで、自炊がスタートしました。余っていたご飯を使って、チャーハンを作ったのが最初かな。市販の「チャーハンの素」を使うと劇的に美味しくなったので、しょっちゅう作っていましたね。だから今でも料理はしています。サッカー仲間が試合後に集まるので、男同士でワイワイ料理をしたり…。完全に体育会状態です(笑)。 -
― 第3話では鏑矢にスポットが当たりますが、見どころは?
勝村 第3話では鏑矢の過去が明らかになります。リストラされて現在はビルの警備員をしているわけですが、以前の職場のお客様に気付いてもらえず、ショックを受けるんですね。心の底では昔のことを忘れられずにいる鏑矢に、翔太と輝元がどう寄り添うのか。鏑矢の悲しみや喜びといった心の動きを上手に物語にしていただいているので、そんなところに注目してもらえればと思います。 -
― 視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
勝村 「食」って、人にとっての基盤になっているわけじゃないですか。それは栄養面はもちろん、「誰と、何を食べたのか」という思い出という意味でもいえると思います。嬉しかったことや悲しかったことなど、料理には人生が投影されていますよね。翔太と輝元にもそれがいえるわけですが、彼らは料理で誰かを浄化するだけでなく、自分たちも浄化しているというのが、このドラマの魅力だと思います。皆さんもこのドラマをご覧になって、そんな気持ちになってもらえればと嬉しいですね。
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#02 今回は二人の“メンター”?
剛力演じる陽美の登場に、カギ握るラジオ局シーンでの矢花黎の出演も見逃せない!新天地で屋台を始めた翔太(神山智洋)と輝元(中村海人)の奮闘を描く、ハートフルグルメドラマ『ミッドナイト屋台2〜ル・モンドゥ〜』(毎週木曜0:00〜、Leminoにて最新話を独占配信予定)。8月7日配信スタートの第2話では、新たな目標が二人の中に芽生えるのだが、そのきっかけを与え指針を示すのが、Season1に引き続き人気フレンチレストランのオーナーシェフ・玄田陽美を演じる剛力彩芽だ。Season2でも二人の一番の理解者であると同時に、今回は先輩の星付きシェフとして二人が進むべき道を教える存在となる。
さらに屋台の宣伝ツールにと輝元が目を付けたのが地元コミュニティFM。そのプロデューサー・藤間渉役として、神山と中村の後輩でB&ZAIのメンバーでもある矢花黎が登場する。個性の強いキャラクターを迎え、本格的に物語が動き始める第2話。第1話をまだ見ていない人はそちらもチェックした上で楽しんでほしい。剛力彩芽・矢花黎インタビュー
- 剛力彩芽インタビュー
- Season2では、これまで以上に陽美の“お節介”が発動!?
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― 引き続き撮影に参加してみての感想を教えてください。
剛力 2か月先まで予約で埋まっているレストランのオーナーシェフなのに、頻繁に屋台に顔を出す女・陽美なんですが(笑)、横浜に移転してもやっぱり来ちゃうんですよね。私自身はちょっと久しぶりにこの現場に参加しましたが、改めて感じるのは翔太と輝元を演じる神山さんと中村さんが醸し出す、空気感。もちろん同じ事務所で以前から親交はあったと思うんですが、Season1から一緒に物語を紡いできているので、本当にいいバディだし、あの二人にしか出せない雰囲気なんですよ。現場にいると、「なんだか、幸せな場所だなぁ」ということをとても感じます。 -
― そんな二人と陽美の関係性ですが、Season2になって変化はあるのでしょうか?
剛力 Season1の陽美は、翔太と幼なじみでもあるし一緒に修業をした仲間でもあるので、パリから帰ってきた翔太のことが心配で何かとお節介を焼きたがる…、そんな感じだったと思うんですね。ただ、輝元との息の合った仕事ぶりは認めつつも、新たな場所で勝負すると聞いたら…。今まで以上にお節介が発動するでしょうね(笑)。それも翔太だけでなく輝元も、二人まとめて気になって仕方がないと思います。Season1では「陽美は翔太に対して恋心があるのだろうか?」と常に思いながら演じてきましたが、今はそれよりも「翔太と輝元の関係性が崩れてほしくない!」みたいな気持ちのほうが、強いような気がします。 -
― 視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします!
剛力 今回、翔太と輝元は自分たちの屋台をより高いレベルに押し上げるため、突拍子もない目標に挑むことになりますが、それがSeason2全体を通して描かれていきます。でも「屋台でフレンチ」という、そもそも固定観念に囚われない二人なので、突拍子もない目標にも面白がって前向きに取り組む、そこが見どころの一つだと思います。そしてもちろん、そのチャレンジを突き詰めていくと、やはり料理と向き合うことになる。だからSeason1以上に、人間臭いドラマになっていると思いますね。
- 矢花黎インタビュー
- 物語が大きく動く場面にいる、そんな渉に注目してほしい!
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― 今回矢花さんが演じる藤間渉はどんな役で、どんなことを心がけて演じていますか?
矢花 僕が演じる藤間渉は、地域のコミュニティFMでプロデューサーからディレクター、さらにパーソナリティも担当し日々忙しく働いている役です。一見、イマドキの若者なのですが、内に秘めている情熱がとても熱いキャラクターですね。僕のクランクインは渉が思い悩んでいるシーンからだったのですが、神山君や海人君のムードに合わせすぎると渉らしさが消えてしまうのではと思い、だいぶ身構えて臨みました。でも実際は二人ともとても優しくて、撮影の合間にも場を和ませるような一言を挟んでくれたりと、とても助かりました。ちなみに輝元は第2話でラジオのパーソナリティとしてデビューするのですが、プロのラジオパーソナリティのような海人君の喋りも、今回の見どころの一つだと思います。 -
― 仕事が忙しくて食事の時間もない渉ですが、矢花さんの食生活は?
矢花 実は僕も忙しい時は食事を忘れてしまうタイプで…。夜、家に帰ってご飯を食べる時に「あっ! これが今日の一食目だ!」なんてことがよくありました。でも最近は少しずつ変わり始めていて、気合いを入れたい時などはラーメンや焼き肉のような、ガツンとニンニクの入っているものを食べるようになったんです。パンチの効いたものを食べて、ストレスを発散しているのかも。でも、単に「その匂いで翌日を捨てる」という背徳感に溺れたいだけなのかもしれませんが…。実際に前日のニンニクたっぷりの食事が、海人君にバレたことがありました。アドリブでつなぐ場面で、「お前、昨日ニンニク食べただろ!」って言われて(笑)。あのシーン、使われちゃうのかな…。 -
― 藤間渉の見どころや、視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします!
矢花 意外かもしれませんが、渉って物語が大きく動く場面にいるんです。輝元がラジオのパーソナリティに就任しますが、そこでの輝元の会話のトーンから、何かに思い悩んでいると見抜いたり…。そもそもラジオって撮り直しのできない生放送が多くて、そのライブ感が他のメディアにはない魅力だと感じています。渉のラジオに注目してもらえると、ドラマの展開がより理解できるかもしれません。
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#01 あの“最強バディ”が帰ってくる!
「味覚を失った天才シェフ」と「鋭敏な舌を持つ落ちこぼれ僧侶」が寺の境内で屋台を営み、夜な夜な集まってくる悩みを抱えた客に「最高の一皿」を提供してきたハートフルグルメドラマ『ミッドナイト屋台〜ラ・ボンノォ〜』。視聴者の熱い反響にこたえ、LeminoでSeason2、『ミッドナイト屋台2〜ル・モンドゥ〜』の独占配信がいよいよ31日からスタート。
味覚を取り戻した天才シェフ・翔太役をWEST.の神山智洋が、屋台のプロデューサーとして成長した僧侶・輝元役をTravis Japanの中村海人が引き続き演じるSeason2。今回は寺の境内を飛び出して、新天地・横浜へ! 新たな場所で新たな人たちと出会い、二人が人間的にも成長していく過程が今回の見どころだ。そしてもちろん、客の気持ちに寄り添ったさまざまな料理も物語を引き立てる。
31日配信の第1話では、出店場所として案内されたのが人通りの少ないビルの地下と、出だしからトラブルに見舞われる翔太と輝元。そんな二人の前に現れた少女・榊星羅(永瀬ゆずな)は、どこか寂しげで…、という展開。パワーアップした最強バディの新たな物語が、いよいよ幕を開ける!・ クランクインリポート
最強バディ改め、最強トリオ!? 撮影初日から息ピッタリの、神山・中村・永瀬
クランクインの舞台となったのは、横浜駅近くのビルの中。翔太(神山智洋)と輝元(中村海人)が屋台の準備をしているところに、星羅(永瀬ゆずな)がやって来るシーンから始まった。Season1では店のキャラクターが描かれたグレーのスウェットを着ていた二人だったが、今回は白の長袖Tシャツ姿に。Season1のクランクアップからそれほど経っていないのに、「いやぁ、1年ぶりかぁ。懐かしいなぁ」とわざととぼける中村に、スタッフからも笑い声が起こる。ほとんどのスタッフが引き続き撮影に参加しており、現場は和やかな雰囲気に包まれていた。そしてメイクなどの準備を整え、撮影がスタート。スタッフからの声掛けに、控え室から「ヨーシ、行こう!」という元気な声が響く。声の主はゆずなちゃん。三人揃っての登場に、スタッフからも拍手が起こる。いよいよSeason2の撮影のスタートだ。
この日撮影したのは、翔太と輝元が開店準備をしているところに、突然謎の少女・星羅が訪れるというシーン。これまで一緒に撮影してきたこともあり、神山と中村の息はピッタリ。場所は変わっても、ワチャワチャと口喧嘩をするいつもの翔太と輝元がそこにいた。一方のゆずなちゃんも、監督から屋台をのぞき込む様子や声をかけるタイミングについての指示を受けると、見事に演技で応えてみせる。何度かテストを重ねるうちに、神山と中村の驚く声にも張りが出て、おどけた表情もいい雰囲気に。監督の「カット!」の声も満足げで、最強のバディが最強のトリオになったと、スタッフの誰もが確信したのだった。
撮影の合間の昼休憩も一緒に食事をとるなど、早速打ち解けた様子の三人。特に神山と中村の二人が興味津々だったのが、“最近の小学生事情”だった。ゆずなちゃんからいろいろと聞き出した二人は、「えっ!? 授業でタブレット使ってるの??」など、驚きの連続だったようだ。こうして強力なルーキーが加わったミッドナイト屋台チーム。キャストはもちろん物語も、そして毎週登場する料理も、よりパワーアップした内容でお届けする。神山智洋・中村海人インタビュー
- 神山智洋・インタビュー
- 今回も、“間違いなく美味しい”ドラマになっているはず!!
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― Season2となって、物語はどのように変化するのでしょうか?
神山 Season1は翔太の味覚や嗅覚がなくなって料理ができなくなり、夢を追うことを諦めたところから始まりました。そこで輝元と出会い、彼の両親や陽美などさまざまな人とかかわっていく中で、料理人としても成長していく過程が物語の一つの軸だったんですね。そして今回のSeason2では味覚などが回復した状態で、二人で新しい挑戦をしていくところが主軸になります。演じている僕の感触としては、翔太については成長というよりもシェフとして腕を磨き、お客さんと向き合うという“深化”の物語になっていると思います。そして成長という意味では、ギャルソンとして一人前になっていく輝元の成長過程が描かれているのが、Season2だと思います。 -
― Season2の見どころを教えてください。
神山 引き続きのご出演となる剛力彩芽さん、竹中直人さん、石田ひかりさんはもちろん、さらに個性豊かなキャラクターが多数登場します。浅野ゆう子さんや勝村政信さん、そして永瀬ゆずなちゃんも参加して、さまざまなドラマが描かれていくところが見どころですよね。そして毎回登場する料理に関しては、ベーシックな料理であっても翔太によるフレンチの技法が随所に使われるので、そこにも注目してもらいたいですね。
ちなみに第1話で翔太が作る最初の屋台めしは「特製弁当」とのことですが…
神山 Season1の最後のほうで、真鯛のポワレや牛ほほ肉の赤ワイン煮といった本格的なフレンチを作ってきたので、Season2はどれだけレベルの高い料理に挑戦するんだろうと思っていました。そうしたらベーシックなお弁当だったことに少し驚いたのですが、これは『初心に返れ』ということなのかなと思い、ここから新たなスタートだという気持ちにさせてくれましたね。 -
― 視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
神山 Season1同様、本当にたくさんの料理が出てきます。間違いなく美味しいドラマになると思います。そして今回は配信なので、いつでもどこでも見ることができます。ぜひとも翔太のシェフとしての深化、そして輝元のギャルソンとしての成長というところをしっかりと、最後まで見届けてもらえればなと思います。
- 中村海人・インタビュー
- 寺ではうまくいっていたことがうまくいかない?より深みのある物語になっています!
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― Season2となって、物語はどのように変化するのでしょうか?
中村 翔太の味覚の問題もありつつ、二人がぶつかり合いながらも徐々にお互いのことを認めていくという過程が描かれたのがSeason1でした。Season2はその関係性がありながら、新しい場所での挑戦や出会いが描かれていきます。そしてこれまでだったら料理だけで解決できていたことが、外に出てみると意外とそうでもなかったり…、といったことも。そんな中で、翔太と輝元が人間としても成長していくお話になっていると思います。 -
― 現場スタッフの間でも、神山さんと中村さんのことを「ショーテルさん」と呼ぶほど二人のシーンが多かったのですが、神山さんとの共演はいかがですか?
中村 事務所の先輩との共演は初めてだったし、最初は「神山君の求める演技をできるだろうか?」といった不安が少なからずありました。けれども神山君が座長としてキャストのみんなを気遣ってくれたし、たとえば目での演技のような細かな部分など学ぶことがたくさんあって。そんな先輩の姿を一番間近で見ることができたのは、とてもいい経験になりました。二人の距離も縮まったと思っていて、撮影が終わったら自宅に遊びに行かせてくださいとお願いしています。「えっ!?」って、全力で拒否られてますけど(笑)。 -
― 視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
中村 そうですね。寺の境内では上手くいっていたことが、Season2では上手くいかなかったりして、より深みのある物語になっています。もちろん翔太と輝元もさまざまな人とのかかわり合いの中で、いろいろなことに挑戦していきます。ぜひ皆さんも温かい気持ちで、これまでとはひと味違う二人の成長の過程を見守ってもらえたら嬉しいですね。
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