1月24日に東京・有明アリーナで予定されていたプロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥（大橋）の防衛戦が、挑戦者サム・グッドマン（オーストラリア＝IBF・WBO1位）の負傷を受けて対戦相手を変更。キム・イエジュン（韓国＝WBO11位）を迎えて開催されることになった。11日、井上が所属する大橋ボクシングジムが発表した。

サム・グッドマンとの防衛戦はもともと昨年12月24日に行われる予定だったが、挑戦者が来日直前のスパーリングで負傷して試合が1カ月延期に。井上尚弥も延期戦に向けて公開練習を行うなどコンディションを上げていたが、サム・グッドマンが再度の負傷で出場困難になり、同日同会場で対戦相手を変更して防衛戦を行うことになった。

急きょ“モンスター”井上尚弥と対戦することになったキム・イエジュン（WBOスーパーバンタム級11位）は、オーストラリア・ブリスベンのユナイテッドファイトチームに所属し、25戦21勝（13KO）2敗2分の戦績を持つカウンターファイター。リングネームは“トラブルメーカー”で、これまで日本人ボクサーには7戦7勝という相性を誇る。強さと堅実なインファイトスキルを持つ選手で、井上との世界戦には元WBOバンタム級王者ジェイソン・モロニー（オーストラリア）とのスパーリングを経て臨むことになる。

なお、発表済みのアンダーカードについては予定どおりに開催。今回の変更に際して、チケットの払い戻しは行われないことも併せて発表されている。

［開催概要］
NTTドコモ presents Lemino BOXING 世界タイトルマッチ
井上 尚弥（大橋） vs キム・イエジュン（韓国）
開催日場：2025年1月24日（金）
会場：有明アリーナ

＜対戦カード＞
◎メイン
WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座防衛戦12回戦
井上 尚弥（4団体王者＝大橋） vs キム・イェジョン（韓国）

◎セミファイナル
OPBF東洋太平洋＆WBOアジアパシフィックウエルター級タイトルマッチ12回戦
佐々木 尽（OPBF・WBO AP王者、八王子中屋） vs 坂井 祥紀（横浜光）

◎60キロ契約10回戦
奈良井翼（RK蒲田） vs 渡邉 海（ライオンズ）

日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦
下町 俊貴（日本スーパーバンタム級王者、グリーンツダ） vs 平野 岬（三松スポーツ）

◎WBOアジアパシフィックミニマム級タイトルマッチ12回戦
小林 豪巳（真正） vs 高田 勇仁（ライオンズ）

【制作・編集：Blue Star Productions】