

「試合密着ドキュメンタリー THE DAY ~やがて、伝説と呼ばれる日。」はLeminoで独占配信中
井上尚弥選手と中谷潤人選手による「NTTドコモ presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」の舞台裏に迫った「【試合密着ドキュメンタリー】THE DAY ~やがて、伝説と呼ばれる日。~ 井上尚弥 vs 中谷潤人 井上拓真 vs 井岡一翔」がLeminoで配信中。あの日、激戦が展開された裏側ではどんなことが起きていたのか。第8ラウンドでの殴り合いの最中に、2人が笑顔を見せた理由も明らかになった。(以下、ネタバレを含みます)
リスペクトし合う両選手は笑顔で握手!いざ決戦へ
本番組は、5月2日に東京ドームで行われた歴史的一戦の舞台裏を追ったドキュメンタリー。長きにわたってボクシング界をけん引してきた“モンスター”井上尚弥選手が、どんな思いを抱きながら試合に臨んだのか。
最高レベルの技術戦となったダブル世界戦におけるラウンド間のインターバルでの様子や、尚弥選手と中谷選手が試合中の心境を詳細に語っているシーンなどを交えながら、ボクシングファンならずとも興奮した人が多かった熱戦を振り返る。
番組では、前日の計量から密着。車で会場入りした尚弥選手はリングアナウンサーのマイケル・バッファーとにこやかに握手を交わすなど、気負った様子はない。対する中谷選手も、控室でジム仲間たちと談笑。お互いに和やかな時間を過ごしながら翌日の試合に備える。
その後、両選手は多くのマスコミとファンの前へ。きっちり仕上げてきた肉体を披露し、会場をどよめかせる。世紀の一戦を前に対面した2人は見つめ合いながらも“敵意のある視線”ではなく、けがなく万全の体勢でここまで来てくれたことへの敬意がにじむ目を向け、最後は笑顔で握手を交わした。
尚弥選手は「中谷潤人というボクサーを最大限に警戒してリスペクトしているから『戦う者としてはやりがいがあるな』という。しかも東京ドームで、5万5000人。チケットも完売。この日を迎えられるというのは、ボクサー人生で一番最高なことだと思うし、その日を楽しめるだけの準備はしてきたから」と告白。
試合当日、カメラは早くから会場に詰め掛けたファンへのインタビューなどで現地に漂う熱気と高揚感を伝えながら、両選手それぞれの控室での過ごし方を追う。兄弟そろっての勝利を目指す尚弥選手は、世界四階級制覇王者の井岡一翔選手と対戦する弟・拓真選手の試合を控室のモニターで観戦。そこには「いける、いける! よしっ!!」などと声を出して応援する兄の姿が。そして、見事に勝って戻ってきた拓真選手を労い、「(俺も)勝つよ」と気合を入れて体を温めていく。
対戦後に、当時の心境を聞かれた尚弥選手は「張り詰めた感はなく、やるべきことは全てやってきたし、自分の状態が良いからこそのものだったと思う」と述懐。一方、中谷選手は「チームもいつもと変わらず接してくれていましたし、サポートしてくれていたので楽しく控室にはいました。ただ、やってきたことが出せるかどうかという気負いというか、プレッシャーというのは多少ありました。けれど、やることは決まっていますし、早くリングに上がってやりたいなという感じでした」と素直な気持ちを明かした。

「試合密着ドキュメンタリー THE DAY ~やがて、伝説と呼ばれる日。」より
序盤は相手の出方をうかがう心理戦が展開
試合は、相手の出方を探り合う心理戦の色が濃い立ち上がりに。「予想通りだな、と。(試合前の想像で)過大評価していたほどではなかったから落ち着いて対応できたし、自分にとって良いポジションとか流れとか、そういうものをつかめた1ラウンドではありました」と語る尚弥選手に対し、中谷選手は「1ラウンドから(積極的に)いくという話もありました。ただ、ボクシングを自分主導で作っていくってなったときに、途中で『そうじゃない方がいい』というチームの作戦に変わって、ああいう形になりました」と解説。
中谷選手の左を警戒しつつ、多少のリスクを背負いながらボクシングを作っていった尚弥選手は、「中谷選手が踏み込んできた足の位置と体勢と、その全てをなんとなく読みながら。自分がスウェー(上体を後ろに逸らして相手のパンチを交わす技術)で避けて、パンチをもろに食らったシーンは多分なかったと思うので、そこの距離感に関して、ヒヤヒヤする面はありましたけど、ズレはなかったと思います」と対戦した印象を語る。
続けて「前足は当たる距離でずっと駆け引きしていたから。あの距離で『どっちがパンチを当てられるか』って言ったら、中谷選手なんですよ。当てやすいのは向こうだけど、当てているのはこちら。そこがボクシングの奥深さですよね。自分が本来当てなきゃいけない距離で当てられず、パンチをもらう。(中谷選手は)空間の支配というところで驚いたと思う」とコメント。
対する中谷選手は「ポイント、ポイントで想定外の動きはもちろんありましたし、(相手の)運動神経の良さだったりとか、目の良さ、いろいろな井上選手の良さをポイント、ポイントで感じながら戦っていました」と説明する。

「試合密着ドキュメンタリー THE DAY ~やがて、伝説と呼ばれる日。」より
拳を交えながらお互いの戦法を冷静に分析
ポイントを積み重ねながら、第4ラウンドまで危なげなく進めていったことについて、尚弥選手は「向こうの入りというのは、1ラウンド目から来るとは想定していなかったです。1ラウンドはあの入りで、2ラウンドで西田(凌佑)戦(のような積極的な攻めで来ると予想)。でも、2ラウンドでも『あっ、来ないな』と思って、3、4でも来ないから、『このまま行くつもりなのかな』と思った」と回顧。
それについて中谷選手は「(尚弥選手は学習能力と対応力がずば抜けているため)いろんな情報を井上選手に与え過ぎないようにというか。井上選手はいろいろなパターンができるボクサーなので、どういう形で来るのかをすり合わせていくような作業で時間が掛かりました。イメージしていた感じでは悪くなかったなと思う」と分析する。
そんな中、第8ラウンドで笑顔が飛び出した真相について話す場面が。尚弥選手は「お互いが打っても当たらない空間というものを楽しんでいたと思う。あれは、そこから自然と出た笑顔だった」と話し、中谷選手も「お互いがフェイントをたくさんかけ合って当てようとしている形というのはすごくヒリヒリしますし、ボクシングの楽しいところというか。そこを自分自身が表現できているのがすごく楽しかったですね」と素直な思いを言葉にした。
【制作・編集:WEBザテレビジョン編集部】

「試合密着ドキュメンタリー THE DAY ~やがて、伝説と呼ばれる日。」より
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