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韓国ドラマ『ファーストレディ』第1話が、映像配信サービス「Lemino（レミノ）」で9月24日に日本独占配信された。献身的な内助でヒョン・ミンチョル（チ・ヒョヌ）を介し、工場労働者から大統領候補にまでした“鉄の女”チャ・スヨン（ユジン）。当選確定の速報に、地元ハソン市で夫と2人、支持者たちの歓呼を受ける。しかし、スヨンがあれほど望んだファーストレディになったその瞬間、夫は意外な話を切り出す。

国会議員から大統領に上り詰めていくヒョン・ミンチョル（チ・ヒョヌ）

2012年4月2日。国会議員選挙まで9日。ヒョン・ミンチョル（チ・ヒョヌ）の労使交渉に同行したチャ・スヨン（ユジン）は、車の中で夫のネクタイを直していた。「一方からは強硬派労組の出身だからと指をさされ、もう一方からは結婚したら妻の親族企業の味方をする裏切り者だって言われる」と話すスヨン。ミンチョルは、そんな状況で妻が同行することを不思議に思うのだった。スヨンはミンチョルの手を取り、「これだけは約束して。もし何かあったらジユ（娘）のことを考えて」と念を押す。

2人が乗る車は、Hケミカルハソン工場に向かっていた。車のラジオからは、新都市移転に伴う集団解雇に反発した労働者が、Hケミカルハソン工場で3か月間にわたり職場占拠している、というニュースが流れていた。その夜、Hケミカルハソン工場では死傷者が出る火災が発生。ミンチョルも重傷を負い、病院に搬送された。同じく病院に搬送され、目を覚ましたスヨンは、夫の容態を心配して取り乱す。ミンチョルは手術の末、一命を取りとめたが下半身に後遺症が残ってしまった。選挙まで1週間を控えるなか、スヨンは夫に代わって街頭演説を行い、選挙活動を継続するのだった。

2027年3月3日。第23回大統領選挙の出口調査が報道される1時間15分前、ミンチョルは、“オム・スンジョン”という名前が書かれた遺体と対面していた。対立候補のペ・ヨンソン（ユン・ダギョン）と接戦を繰り広げているミンチョルは、悲痛な表情を押し殺して会見を始める。会見でミンチョルは、子どもの頃に両親を亡くして養護施設で育った過去や、いつもそばで支えてくれた妻への感謝の気持ちを話す。さらにミンチョルは、ペ候補に対して、Hケミカル火災事件の真相究明と、特別法案“ト・テフン法”の早期審議に賛同するよう涙ながらに呼びかけるのだった。

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【制作・編集：All About編集部】