
(C)「産まない女はダメですか?」製作委員会アサ(宮澤エマ)、罪を犯してしまった弟・直樹(増子敦貴)と向き合う
宮澤エマが主演、浅香航大、北山宏光が共演するドラマプレミア23「産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレ東系で放送/Lemino[ネットもテレ東]で期間限定広告付き無料見逃し配信中)の最終話となる第13話が6月22日に放送された。出産間近で死産という悲劇に見舞われたアサ(宮澤)のその後をはじめ、彼女に寄り添い続ける緒方(北山)、そして離婚後も異常な執着を燃やす哲也(浅香)らの行く末が描かれ、さまざまな反響が寄せられている。(以下、ネタバレを含みます)
「産まない」選択をした夫婦…予期せぬ妊娠から始まる社会派ヒューマンドラマ
本作は北実知あつき氏のコミックが原作。共働きで意図的に子供を持たない“DINKs”として、平穏な日常を謳歌していたはずの主人公が、夫の狡猾な裏切りによって望まぬ妊娠を強いられる。築き上げた生活が音を立てて崩れ去る中、正解のない「家族の形」を求めてもがく姿を鋭く描く社会派ヒューマンドラマだ。
出産直前の死産という悲劇…苦しむアサを緒方が献身的に支える
悲しい別れから3カ月が経ち、必死に前を向いて職場復帰を果たしたアサ。しかし、街で赤ちゃんを見掛けたり、緒方の娘・凪咲(大谷日南実)と対面したりすると、瞬間に涙が溢れてしまうなど、彼女の精神状態は限界に達していた。そのストレスからアサは夢遊病を発症してしまうが、そんな危機的な状況をいつも緒方が献身的に支えていた。
そんな折、アサの職場に直樹(増子敦貴)の弁護士が訪れる。実の母である愛子(西田尚美)を刺してしまった直樹だったが、新聞販売店の仲間たちが母側の営業妨害について証言してくれたおかげで、執行猶予となる見通しが立ったという。さらに販売店の社長が身元引受人を引き受けてくれたため、釈放後は再び配達員として働き、職員用の寮で再出発を図ることになった。
(C)「産まない女はダメですか?」製作委員会アサ、「直樹は大事な弟」と温かい言葉を掛ける
直樹は執行猶予で職場復帰へ…アサが伝えた“姉のとしての本当の気持ち”
アサの心を案じ、緒方が彼女の部屋へ。自身の苦しみを隠そうとするアサの手を緒方が優しく握り、「アサさん、話してほしいです。僕のわがままなのは分かっています。でも、何もできないのは嫌なんです」と言葉を掛ける。
アサは、直樹に対して強い罪悪感を抱いていることを打ち明ける。かつて「自分はダメな弟」だと自虐する直樹に対し、それを否定してあげられなかったことをずっと悔やんでいたのだ。「あの子を直樹に会わせて、叔父さんだよ、私の大事な弟だよって言ってあげたくて。でも、もうそれができなくて。どんな顔して直樹に会ったらいいのか分かんなくて」と涙ながらに吐き出すアサ。その不安を緒方はそっと包み込み、直樹を大切に想う気持ちさえ真っすぐに伝われば十分だと優しく諭すのだった。
勇気を出して直樹の職場を訪れたアサ。アサは、他人の人生を背負うことへの恐怖は自分自身の問題であり、直樹のせいではないと伝える。そして、「どんな直樹でも、私にとっては大事な弟だから」「直樹と向き合うことから逃げて、直樹とお母さんを2人きりにして、全然ダメな姉でごめん」と涙を流して謝罪した。その言葉に直樹の心は救われ、穏やかなほほ笑みを浮かべながら静かに涙をこぼした。
自責の念に駆られるアサ、緒方の支えで悲しみを吐き出す
ある夜、夢遊病によって外廊下にしゃがみ込んでいたアサを部屋へと連れ戻した緒方は、我に返ったアサに、以前は週に3回ほど、現在は週に1回ほどの頻度で夢遊病の症状が出ている事実を告げる。
思いがけない事実にアサは動揺し、発作の回数が減っているのは、亡くなった我が子の存在を自分が忘却し始めている証拠ではないかとショックを受ける。「私がもっと気を付けてれば…私がもっとちゃんとしてたら、あの子はここにいたかもしれないのに…」と激しい自責の念に駆られ、涙をこぼすアサ。
そんな彼女を、緒方は力強く抱きしめた。「その後悔と幸せは両立しないですか? 忘れなくていいし、後悔してもいい。でも幸せになってもいいんじゃないですか? 僕はその隣で見ていたいです」と真っすぐな思いを伝える。この瞬間、アサは死産という悲劇以降、初めて声を上げて大泣きすることができたのだった。
(C)「産まない女はダメですか?」製作委員会アサ、死産の苦しみから抜け出せず、静かに涙を流す日々
緒方とデートの日、哲也がアサを襲う…「もう終わりにしよう」と最終決別へ
この日を境にアサの夢遊病は快方へと向かい、少しずつ平穏な日々が戻り始める。凪咲のお迎えに緒方と訪れたアサは、その小さな体を愛おしそうに抱きしめた。
さらに、アサと緒方の距離も徐々に縮まっていき、ついに迎えたデートの日。ところが、チャイムが鳴り、ドアを開けると、そこには松葉杖をついた元夫・哲也の姿があった。「俺を忘れないで?」と言い、強引に室内へ侵入する哲也。彼が飛び降り自殺を図ったのも、死ぬことでアサを縛れるという歪んだ感情からだった。
哲也は「俺にはアサしかいないのに。一生許さないって言ってくれたよね? 俺うれしかったのになぁ。まさかもう許しちゃった? 俺のこと忘れちゃった?」と、狂気をはらんだ目で激しく詰め寄る。
理性を失った哲也はアサの首を絞めにかかるが、間一髪のところで緒方が駆け付け、松葉杖で応戦する。「いい加減気付けよ! 彼女はモノじゃない!」と怒声を浴びせる緒方に、哲也も激しく殴り掛かる。仲裁に入ろうとしたアサまでもが床に投げ飛ばされるという混沌とした状況の中、アサは意を決して「てっちゃん、愛してた。私も愛してたよ。でも、もう終わりにしよう。お・し・ま・い」と告げ、かつての愛の記憶に自らの手で終止符を打った。
絶望した哲也は所持していたナイフで自ら命を絶とうとするが、2人の手によって寸前で取り押さえられた。
それぞれもがきながら選んだ道…アサと緒方の関係性も発展
1年後、登場人物たちはそれぞれの明日を歩み始めていた。
雪乃(皆本麻帆)とアサは、共同で新店舗を開くための準備に奔走していた。直樹は新聞販売店での勤務に真面目に励み、かけがえのない友人もできている。直樹もアサも母・愛子とは絶縁状態が続いており、当の母は相変わらず周囲に見栄を張って虚飾の日々を送っていた。雪乃は元夫との復縁を選択し、哲也の精神的暴力が原因で過食症に苦しんでいた沙也香(秋元真夏)は、快方に向かっていることを示すようにケーキ屋の前を笑顔で通り過ぎていく。
一方、アサへの殺人未遂容疑で逮捕された哲也。そんな彼の元へ、すっかり呆れて愛想を尽かしたはずの元同僚・梨田(前原瑞樹)が面会に現れる。孤独に苛まれる檻の中で、哲也の表情に微かな救いの光が宿った。
そして、アサと緒方も確かな信頼関係を積み重ねていた。凪咲に見守られながら、手をつないで歩く帰り道。緒方はアサに向かって「そろそろ一緒に住みませんか?」と言葉を投げ掛ける。アサの胸には、いまだに死産という大きな心の傷が疼いている。けれど、今の彼女はもう孤独ではない。アサは緒方と共に、あえて「子供を産まない」という選択肢を堂々と選び取るのだった。
(C)「産まない女はダメですか?」製作委員会アサ、緒方(北山宏光)の娘・凪咲(大谷日南実)を優しく抱きしめる
視聴者から納得と称賛の声「全員が前を向いて歩き出すラストで救われた」
登場人物たちがそれぞれ悩み、葛藤し、未来に向けて選択していった最終回。SNSには「毎週ハラハラドキドキの連続で、本当に釘付けになるドラマだった」「全員が前を向いて歩き出すラストで救われた」「家族や夫婦、そして出産のあり方について深く考えさせられたし、みんなが自分で選んだ道ならそれが正解だよね」「てっちゃんに会いに来たのが梨田さんというのも良かったなぁ…放っておけなかったんだね」と、納得のラストを称賛するコメントが相次いだ。
また、アサにどこまでも寄り添い続けた緒方との絆に対しても、「緒方さんのアサちゃんに対する優しさが素敵だった」「この2人が結ばれる未来をずっと待ってたから本当に嬉しい!」「凪咲ちゃんも含めた3人で、これから温かい家庭を築いていってほしいな」といった、彼らのこれからの幸せを祝福するコメントが多数寄せられている。
【制作・編集:WEBザテレビジョン編集部】
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