
撮影:永田正雄「情事と事情」中条彩江子役のさとうほなみ
毎週木曜に配信中の倉科カナ主演ドラマ「情事と事情」にさとうほなみが出演している。同作は、小手鞠るいによる同名小説を実写化したLeminoオリジナルドラマ。さまざまな事情を抱える男女の関係が複雑に交差し意外なつながりを見せていく、“情事と事情”が絡み合う恋愛群像劇で、さとうは社会問題に意識が高く、性格は真面目で、自分を律し過ぎている部分もあるフリーライターの中条彩江子を演じている。そんな彩江子役のさとうに、演じる役柄についてや撮影中のエピソード、自身の恋愛観などを聞いた。
撮影:永田正雄「情事と事情」に出演するさとうほなみ
「自分の思いと正面から向き合えば“彩江子”になれるんじゃないかなって」
――「情事と事情」の台本を読んだ感想は?
最初に本を読んだ時は、最後まで読んで「お、ここもつながる!?なるほど」って思って、広い世界の中でこんなにつながりが近いところであるというのも面白いなって感じました。彩江子は本当に素直に生きている人なので、一番興味を持った人物でした。
――さとうさんから見た“彩江子”はどんな人物ですか?
彩江子は過去につらいことがあって、特に“ジェンダー問題”に強い思いがある人なんですけど、ただひたすらに“真っすぐな人”なんだなって思いました。なので、何も疑わずに自分の思いと正面から向き合えば“彩江子”になれるんじゃないかなって。
ただ、過去もそうですけど現在もつらいことが多い人なので、演じていてもずっとしんどかったです。
――そういう過去が彩江子の今の“恋愛観”に表れているんでしょうね。
そうですね。“恋愛をしない”というのは怖がってるんだと思うんです。傷つくのって怖いじゃないですか。それを経験していたりするので、自ら傷つけにいきたくないから、恋愛をしないということで避けてるのかなって。でも、そうもいかないところが“出会い”なんでしょうね。
(C)NTT DOCOMO,INC.「情事と事情」第1話より
晴人の印象は“怖い”「寛太くんも演じた後に『怖っ!』って」
――佐藤寛太さんが演じる世良晴人とのシーンが多いですが、撮影での印象的なエピソードを聞かせてください。
晴人くんって言動が怖いんですよ(笑)。寛太くんも演じた後に「怖っ!」って言ってましたし、「何を思ってこんなセリフを言ってんの?」みたいな話もしていました。そんな晴人に振り回されている彩江子という図も面白いなと思いましたね。“クレイジー世良”と“バカ真面目彩江子”みたいな(笑)。
どっちも悪気がないんです。見えてる景色は同じなのかもしれないんですけど、“感じてる”景色が違っているんだと思うんです。
――そんな晴人と彩江子の“関係性”をどう捉えていますか?
仕事で知り合って、飲みにいってちょっと仲良くなって、もしかしたら付き合うんじゃないかみたいな関係性になって、でも一回拒否して、結局付き合うっていうのは、実際にありそうなリアルな流れだなって思いました。
そういう意味で、晴人と彩江子の関係性は“分かる”って思う人も多いんじゃないかと思いますね。
――晴人役の佐藤寛太さんは、共演してみてどんな印象を受けましたか?
真髄はわからないですけど、お芝居の考え方とか好みが似ていたり、共通言語が多くて話しやすいですね。そういった共通言語が多かったというのもあって、お芝居の時もすごくやりやすかったです。
――彩江子が晴人とバーで出会いますが、そのバー「水無月」の経営者でバーテンダーの流奈(真飛聖)は、さとうさんから見てどんなキャラですか?
流奈さん、かっこいいです!カクテルを作ってる姿を見た時、思わず「かっこいい」って言っちゃいました(笑)。彩江子から見るとお客さんの目線なので、ただただかっこいいなんですよ。玲門(寺西拓人)と何かあるとかも私は知らないので、私の愚痴を聞いてくれるかっこいい店主なんです。
撮影:永田正雄さとうほなみ
倉科のギャップに驚き「芝居を離れるとお花畑のような人」
――倉科さんが演じる主人公の愛里紗とは学生時代からの友人という関係性です。
はい。学生時代からの関係で、セリフで「あんまりベッタリじゃないけど」って言ってるんですけど、まさにそういう関係性で、親友というのではなく、付かず離れずという距離感を保っている感じです。演じている時に「なんで仲良いんだろうな?」って思ったりしました。
彩江子的には愛里紗のことを普通に好きで、腹の中で何を思っているのかも全然知らないし、何かあったら話を聞いてくれる人という感覚なんだと思います。疑うことを知らないバカ真面目な子ですから(笑)。
――倉科カナさんと共演してみた印象は?
中身も含めてすごくかわいい人だなって。愛らしいというか。愛里紗は不思議な空気感を持っている人なので、お芝居をしてたら不思議な人になるんですけど、芝居を離れるとお花畑のような人で癒やされます。すごく明るくて、よく笑うし、一緒にいるとホッとします。演じている時とのギャップがあって、そこも面白いなって思いました。
(C)NTT DOCOMO,INC.晴人(佐藤寛太)といい感じになり…
恋愛観も告白「絶対にリスペクトし合っていたい」
――撮影の中で大変だったことは?
バスケ!バスケットボールのシーンですね。私、本当に球技が得意じゃないんです。中学から吹奏楽部でずっと文系だったんで。
なので、バスケのシーンがあるって聞いて、めっちゃ練習して上手くなりました(笑)。すごくいいシーンが撮れました。
――いろんな形の“恋愛”が出てきますが、さとうさん自身の恋愛観、理想の恋愛というのはどういう感じですか。
絶対にリスペクトし合っていたいなと思います。そのために自分も頑張れると思うので、そういうマインドの関係性でいられたらいいかな。相手にも自分にも自覚があれば、そういう関係性になれるんじゃないかなとは思います。
――最後に、本作をどういうふうに見て楽しんでもらいたいですか?
割とタイトルが穏やかじゃないんですけど、蓋を開けてみたら、タイトルに引っ張られない面白さがあると思いました。
私は自分の撮影シーンしか分からないんですけど、それは完全に(監督の)“井樫彩”節が効いてるなっていう撮り方をしていて、だからこそその上で踊ってる人たちがいい味を出せてるんだと思うんです。中身にすごく奇妙な面白さがある作品だと思っています。ぜひ楽しんで見てください。
「情事と事情」はLeminoにて独占配信中。(全8話 ※1~2話は無料配信 毎週木曜更新)
【制作・編集:WEBザテレビジョン編集部】
撮影:永田正雄さとうほなみ
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