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亀梨和也、織田裕二の存在感に敬服「そこにいてくださることが何よりも心強い」<北方謙三 水滸伝>

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撮影:宮川朋久

インタビュー取材に応じた織田裕二と亀梨和也(写真右から)

織田裕二が主演を務める連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」が、2月15日(日)からWOWOW/WOWOWオンデマンドで放送・配信開始。Leminoでも同時に配信される。このほど、表向きは戸籍係として働く下級役人だが正義を信じ、信頼で人を動かす梁山泊の頭領・宋江役の織田と、梁山泊のメンバーで槍術にかけては右に出る者がいない天才武人・林冲を演じる亀梨和也にインタビューを実施。初めて共演した感想や撮影秘話などを聞いた。

“大河小説の金字塔”を壮大なスケールで実写ドラマ化

連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」の原作となる北方謙三氏の「水滸伝」(集英社)は、壮大なスケールと緻密な人間描写で熱烈な支持を集め、シリーズ累計発行部数1160万部を超える大河小説の金字塔。「水滸伝」の登場人物たちの葛藤や誇り、闘志を現代的な視点で描き直し、原作に新たな命を吹き込んだ作品となる。

表向きは戸籍係として働く下級役人だが正義を信じ、信頼で人を動かす梁山泊の頭領・宋江を演じる織田裕二をはじめ、反町隆史、亀梨和也、満島真之介、波瑠、玉山鉄二、松雪泰子、佐藤浩市ら豪華キャストが勢ぞろい。

映画「沈まぬ太陽」をはじめ数多くの人間ドラマを手掛け、織田ともドラマ「振り返れば奴がいる」「お金がない!」「正義は勝つ」(全てフジテレビ系)、映画「ホワイトアウト」などでタッグを組んだ若松節朗氏が監督を務める。主題歌は、本作のために書き下ろされた新曲、MISIAの「夜を渡る鳥」となっている。

――今回が初共演ですね。

織田:昔、どこかで会わなかった?

亀梨:たぶん、会っていないと思います。織田さんは僕が小さい頃から見ていたテレビの人。映像の中の人という印象でした。

織田:映像の中の人という意味では亀梨くんも同じだよ(笑)。

亀梨:「踊る大捜査線」(フジテレビ系)シリーズはもちろん、個人的には「お金がない!」が好きだったんです。豚の貯金箱やドラマの楽曲が記憶に残っています。

織田:まだ、小さい頃だよね?

亀梨:小学生とかだったと思います。

織田:そうだよね。亀梨くんは2人で歌っている(山下智久との『修二と彰』)とか、やっぱりジャイアンツというイメージが強かったかな。

亀梨:ジャイアンツで言うと、スポーツ番組をやっていますからね。

織田:その印象がありますね。亀梨くんもそうですけど、今回はスタッフやキャストたちにとても恵まれた現場。雪山や洞窟など、過酷なロケが多くて大変でしたけど、この人たちと一緒ならどんなことがあっても続けられるなと思いました。

亀梨:織田さんは誰に対してもフランクで、いつも楽しい雰囲気を作ってくださいました。芝居に関しても意見交換をさせていただいて。オフの時間もみんなで輪になって話をする機会が多かったです。

(C)北方謙三/集英社 (C)2026 WOWOW/NTTドコモ

「北方謙三 水滸伝」より

織田、若松監督の印象は「こんな監督には出会ったことがない」

――織田さんは、ご自身が演じている宋江についてどのように捉えていますか?

織田:宋江は台本を読んだときに特別な人というイメージはなかったんです。最初に撮ったシーンが上司とのやりとりだったんですけど、役柄的に先輩の俳優さんが来られるのかと思ったら相手は結構若い俳優さんで。彼とは以前別の作品で共演したんですけど第一声がかなり癖の強い高い声だったんです。それを聞いたときに「あ、そういう感じなのね。それもありかも」と思って。大作だからと肩に力を入れるのではなく、もっとフラットに行こうかなと思いました。

――林冲は、つらい目に遭いながらも宋江への忠誠心だけは揺るがないという印象がありますけど、演じる上でどんなアプローチをしたんですか?

亀梨:ある程度声のトーンなどを作り込んでそれをキープしながら演じていましたけど、やっぱり雪山のロケを体験したことがすごく大きかったなと。さっと雪山に行って、撮り終わったら帰るというわけではなく、結構長く自然の厳しさや過酷さを肌で感じる環境下でやらせてもらったんです。だから林冲を演じているけど僕自身もその厳しさの中にいるというか「あのつらさを役で体験しました」みたいな軽さではない不思議な感覚。あんなに厳しい環境の中で芝居をしたのは初めて。とてもいい経験をさせてもらったなと思っています。

織田:“若松組”ですから、中途半端なことはしない。僕も昔、雪山を体験していますから。

亀梨:監督は雪が好きなんですかね?

織田:どうなんだろう。あれは、もうドキュメンタリー撮りみたいなもの。その人が試されるかのような、役作りも何もないような究極に苦しい場面に追い込むんです。

亀梨:僕も試されました(笑)。

織田:でも、若松監督は愛がある人。こんな監督には出会ったことがないと思うくらい、常にスタッフやキャストのことを考えてくれているんです。みんなが疲れているなと感じたら無駄なカット割りはしない。ここは1カットで行っちゃおうとか、臨機応変に進めて気が付いたらちゃんと撮り終わっているんです。そして、何よりも芝居が好きで人間が好き。スタッフでもキャストでも「こうしたい」とか「こう思うんですけど」って監督に言うと「分かった。やってみろ」って言ってくれる人なんです。

撮影:宮川朋久

織田裕二と亀梨和也

――委ねてくださるんですね。

織田:セリフの意味やシーンの解釈に悩んで相談すると「自分で納得できるよう考えてこい」と。何ならセリフも自分で考えていいと。自分なりにいろいろ考えたものを現場で見せて、それが良かったら採用されたりすることもあるんです。そのやり方でちゃんとまとまるからすごい監督ですよね。

(C)北方謙三/集英社 (C)2026 WOWOW/NTTドコモ

「北方謙三 水滸伝」より

亀梨、槍を使ったアクションシーンを回顧「木の陰から見守られながら…」

――亀梨さんは槍を使ったアクションシーンなどがありますよね?

亀梨:もっとこうしたいとか最終的なこだわりやジャッジは若松監督なんですけど、ベースはアクション監督とコミュニケーションを取りながら、各部署にプロフェッショナルの方たちがいらっしゃったので委ねるところは全部委ねていました。

織田:本当にみんなこだわっていたよね。馬上から降りるときにちょっとバランスを崩して自分の中ではそれもリアルでいいかなと思ったらアクション監督から「もう1回お願いします」と。完璧に着地した“絵”を撮りたかったみたいで、最終的にどっちが使われるかは分からないけど、それぞれが自分なりに考えながら1つ1つのシーンに取り組んでいる感じが楽しかったですね。

亀梨:林冲が戦うシーンでは、その前後に芝居があったからなんですけど、織田さんと反町さんに木の陰から見守られながらやったことを覚えています。

織田:やっぱり全部きれいな感じだとハラハラドキドキしない。でも、あの強い林冲がピンチになるときが一瞬だけあるんだけどそれがすごくよかったり、人間味を感じる部分でもあると思います。

(C)北方謙三/集英社 (C)2026 WOWOW/NTTドコモ

「北方謙三 水滸伝」より

――劇中では、宋江が文字を書くシーンも出てきますね?

亀梨:あの「書」は全部織田さんが書いているんですよね?

織田:練習をさせていただいて書きましたけど、すごく楽しかった。書道にハマる人の気持ちが分かるような気がします。左手で書くと謎の字が出てきたりして面白いんですよ。宋江はほぼ剣を持っていないに等しい人。宋江にとっての剣は筆だったんでしょうね。だから、僕自身も「書」のシーンは戦いの場でした。

――長い時間を共にする中で現場にいるスタッフ、キャストの皆さんの気持ちが1つになったなと感じる瞬間はありましたか?

織田:宋江は「替天行道」という世直しの書を書いて仲間を集める。僕たちの場合は「水滸伝」という作品を通してスタッフとキャストが出会う。僕は主人公を演じていますけど出ずっぱりじゃなくて、次の撮影が3週間後なんていうスケジュールだったりするんです。これは普通の連ドラではあり得ないこと。それだけ、長い期間にわたってじっくり作っていくドラマはそんなにないですから。

――ハリウッド映画のようなスケールですよね。

織田:覚悟を持って取り組まないといけないんだけど、そういう“大船”なら肩肘張らずに揺られていようかなという思いも。物語が進むにつれてどんどんつらいシーンも出てくるだろうから、力を抜けるところも作ろうかなと。他のキャラクターもそれぞれ魅力的だし、演じる俳優さんたちもすてきな方たちばかりで心強い。スタッフも含めてプロの集団が集まっているなと感じたので、何もせずそこに立てばいいのかなと思いました。

亀梨:大作だからという変なプレッシャーや緊張感はなかったです。撮影の序盤はお会いするシーンがなかったんですけど、織田さんが宋江としてそこにいてくださることが何よりも心強いですし、現場のモチベーションがグッと上がるんです。織田さんの存在感に助けられながら撮影できたような気がします。

【制作・編集:WEBザテレビジョン編集部】

撮影:宮川朋久

織田裕二と亀梨和也

(C)北方謙三/集英社 (C)2026 WOWOW/NTTドコモ

「北方謙三 水滸伝」より

Leminoで「北方謙三 水滸伝」を見る

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