後遺症と戦うバドミントン選手・桃田賢斗。パリ五輪を逃した彼の決断とは……『NumberTV』#10
スポーツ
NTTドコモの映像配信サービス「Lemino(レミノ)」では、さまざまなジャンルのトップアスリートを招き、彼らの競技人生における「最大の挫折」の真実に迫る『NumberTV』を配信している。その時何を感じ、どう壁を乗り越えたのか。選手本人が当時の写真と向き合いながら、復活までの道のりを明かす本格ドキュメンタリーだ。#10では、男子バドミントン・桃田賢斗選手の挫折と苦悩に迫る。
中3で日本一、高3で日本人初の世界ジュニア優勝の快挙を成し遂げ、若くして「天才」の名をほしいままにした桃田賢斗選手。一度違法賭博で無期限の競技会出場停止を命じられてしまうが、奈落の底から這い上がり世界バトミントン選手権優勝、全英オープン優勝と好成績を収めた。
その後、交通事故に巻き込まれ後遺症を負うも、努力と気迫で立て直して復帰戦の全日本総合バドミントン選手権大会で優勝。そして全英オープンでベスト8入りし、東京五輪の切符を手にしたのだ。
しかし、「動けるようにはなって、オリンピック出れたんですけど、相手におされて負けちゃったっていう感じですね」と、事故から1年半たっても感覚のズレが治らず、一次リーグで敗退したことを振り返った。
そしてパリ五輪を逃した桃田選手は、大きな決断をする。「まだ動けるうちに、代表を退いて、自分なりの何かをバドミントン界に残せたらいいかなと今思ってますね」として、日本代表を引退することを決めたと明かした。
【制作・編集:All About編集部】