金蔵の思いをかなえるため、酒のプロデュースを引き受ける決意をした吟。しかしその時、母の澄子が現れて……『あらばしり』第11話
ドラマ
『あらばしり』
爽やかな味わいや、ほのかな甘さ、ワイルドで硬派な味わい、それぞれ日本酒の蔵元の性格や歴史を投影し擬人化された日本酒キャラクターたちが登場する『あらばしり』(読売テレビ・日本テレビ系)が映像配信サービス「Lemino(レミノ)」にて独占配信された。訪れる客をそれぞれに合った日本酒で癒していく全話芳醇ストーリーとなっている。
金蔵が親しくしていた蔵元の正田から、吟に手紙が届いた。実は金蔵は正田の造る新たな日本酒のプロデュースを引き受けていて、自分に何かあった時は孫の吟が引き継ぐと話していたのだという。「さすがに今の俺には無理だよ」と弱腰の吟だったが、日本酒たちから金蔵が「出来上がった酒で夢をかなえるんだって、よく言ってたんだよねと」と聞き、金蔵の夢を知るために正田の蔵を訪れる。
正田は金蔵の遺志を引き継ぐかどうかじっくり考えてほしいと、金蔵がつけていたノート「日本酒造りの記録」を吟に託した。ノートを読むうちに、金蔵が作ろうとしていた酒は吟の母・澄子のための酒ではないかと気付いた吟。澄子と仲違いしたまま亡くなった金蔵のためにも、吟は日本酒たちの協力のもと、金蔵の思いをかなえようと決意する。
しかしある日、正田の元を訪ねようとした吟の前に、澄子が姿を現した。吟が「母ちゃん、どうしたの?」と聞くと、澄子は「吟に話があってね」と言う。そして、「売れたから、この土地」と店の売却が決まったと告げる。澄子は続けて「だから、今月中には出ていってもらいたいの」と吟に店を出ていくように言うのだった。
【制作・編集:All About編集部】